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zoom

  • 最終更新:2009年11月14日 16:05

zoomプロパティはIE独自のプロパティで、本来の機能は特定の要素の倍率を指定する為のプロパティですが、本来の機能として使う事は殆どなく、実際にはIEのバグを回避するために使われるケースが殆どです。

このzoomプロパティを使う事で、IE独自のhasLayoutプロパティの値がtrueになります。
尚、値をデフォルトのfalseに戻すには、zoom: normal;とする事で可能です。

IE8は、hasLayoutプロパティを廃止しているので、バグ対策としては使用できませんが、接頭辞を使う事で本来の機能としてのzoomを使う事ができます。

対応ブラウザ
  • IE6対応
  • IE7対応
  • IE8対応
  • Firefox3.5未対応
  • Opera10未対応
  • Safari4対応
  • Chrome3対応

対応ブラウザを見てもらうと、WebKit系のSafariとChromeも対応となっていますが、ちょっと困った事に実際対応しちゃってます。
そのため、バグ回避でzoomプロパティの指定が有る場合WebKit系で思わぬ動作をする可能性も0では無いので、今後他のブラウザがzoomプロパティに対応したりする可能性も考え、IE6, 7用のハックを使っておいた方が安全かもしれません。

div.section {
  /zoom: 1;
}

プロパティの前に/を書く事でIE6, 7のみに適用されます。

プロパティの解説

<実数>|<パーセント>|normal
初期値
normal
適用される要素
全ての要素
継承
します

zoomのサンプル

div.section {
  zoom: 1;
  clear: both;
  margin: 10px 0 30px;
}

IE6, 7において何らかのバグが発生した場合の対処法として使います。

IE8においてzoomプロパティを本来の目的で使う場合は、以下のように接頭辞を付けて書きます。

p em {
  -ms-zoom: 2;
}

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