text-transform
text-transformプロパティは、テキストの大文字化・小文字化を指定します。
このプロパティを使わなくとも全て大文字で打てばその通りに表示されるため、必要性を感じないかも知れませんが、全て大文字で書かれている文書を、人は視覚的にソレが略語なのかビジュアルとしてすべて大文字で書かれているのかが分かります。しかし、音声ブラウザなどコンピュータが判断する場合、その判断ができません。
たとえば、「WEB」とソース上表記した場合「ウェブ」と読まれずに「ダブルイービー」と読み上げる事が有り、音声ブラウザを使っているユーザーには意味が通らない可能性が有ります。
尚、大文字・小文字が無い日本語のような言語には適用されません。適用されるのは英語などの大文字と小文字の区別がある言語のみになります。
- 対応ブラウザ
-
プロパティの解説
- 値
- capitalize|uppercase|lowercase|none|inherit
- 初期値
- none
- 適用される要素
- 全ての要素
- 継承
- します
- パーセント値
- N/A
- メディア
- visual
値の解説
- capitalize
- 各単語の一文字目を大文字に変換し、他の文字は入力したままの状態で表示
- uppercase
- 各単語全ての文字を大文字に変換
- lowercase
- 各単語全ての文字を小文字に変換
- none
- 何もしません(入力したままの状態で表示)
text-transformのサンプル
p {
margin: 10px 10px 15px;
font-size: 150%;
}
p.noneSample {
text-transform: none;
}
p.capitalizeSample {
text-transform: capitalize;
}
p.uppercaseSample {
text-transform: uppercase;
}
p.lowercaseSample {
text-transform: lowercase;
}
<p class="noneSample">text transformのサンプル CSS HappyLife ZERO</p>
<p class="capitalizeSample">text transformのサンプル CSS HappyLife ZERO</p>
<p class="uppercaseSample">text transformのサンプル CSS HappyLife ZERO</p>
<p class="lowercaseSample">text transformのサンプル CSS HappyLife ZERO</p>
このサンプルを今見ているブラウザで表示すると以下のようになります。
- サンプルのブラウザ上の表示
-
text transformのサンプル CSS HappyLife ZERO
text transformのサンプル CSS HappyLife ZERO
text transformのサンプル CSS HappyLife ZERO
text transformのサンプル CSS HappyLife ZERO
見た目の大文字・小文字が変わっているだけなので、コピーした際は、ソースに書かれた状態のがペーストされます。尚、Chrome, Safariはソースではなく見た目と同じになります。