IE6から最新ブラウザへ移行する理由
Internet Explorer (IE) 6 から、最新ブラウザへ移行を勧める理由はセキュリティによる問題が大きいです。
日本政府が情報セキュリティ政策を遂行するための機関である「内閣官房情報セキュリティセンター」からも、IE6からIE8への移行を推進しています。
平成 22 年6 月17 日
内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)旧型ブラウザから新型ブラウザへの移行に係る取組について
1.取組の背景
本年1月に報道された米国企業等を対象とするサイバー攻撃において、マイクロソフト社が提供するInternet Explorer(IE)6等の旧型ブラウザのセキュリティホールが悪用されたと言われています。IE6は、利用者が未知の脅威にさらされるおそれがあるため、マイクロソフト社においても、IE6からセキュリティ対策が強化されたIE8への移行を勧めているところです。
2.政府機関におけるIE6の利用状況
我が国の中央省庁においても、ソフトウェアの互換性を確認するコストがかかるため、依然としてシステム導入時から変わらずIE6のみをブラウザソフトとして利用している府省庁があります。
3.政府機関における取組
NISCから各府省庁に5月12日付で以下のとおり指示しました。
- IE6からIE8への移行を推奨。
- 今後、各府省庁においてウェブアプリを利用するシステムの新規構築又は更改する際は、最新ブラウザに対応する設計とすること。
- 最新の複数ブラウザの利用を検討すること。
4.今後の取組
政府機関においては、引き続き、IE6からの移行に係る取組等を推進し、情報セキュリティの向上に努めてまいりたいと考えております。
【本報道発表に関する問い合わせ先】
内閣官房情報セキュリティセンター
内閣参事官 木本裕司
電話 03-3581-3959(センター代表)
機関としては、IE6からIE8への移行を推奨していますが、その他のブラウザである「Firefox」や「Google Chrome」などは、IEよりも機能面が優れていたり、動作が軽快だったり、アップデートなども頻繁に行われバグやセキュリティ問題などが発生した際の対応も早いです。
なので、IEでなければならない理由が無ければ、別のブラウザに乗り換えるのも良いかと思います。
古いブラウザを使っていたがために大切なデータが吹っ飛んだりしたら大変ですから、手遅れにならないためにもアップデートした方が良いと思います。