direction
directionプロパティは、ブロックレベル要素の基本となる文字を書き進める方向(書字方向)の指定と、Unicodeの双方向性アルゴリズムの埋込み及びその上書き方向を指定します。
今、当たり前のように読んでいるこのテキストは日本語なので当然左から右に進んでいますが、アラビア語など特定の言語は右から左へ書き進める必要が有ります。
このプロパティはこれらの言語にあわせた基本となる書字方向を指定する事が可能になります。
- 対応ブラウザ
-
プロパティの解説
- 値
- ltr|rtl|inherit
- 初期値
- ltr
- 適用される要素
- 全ての要素
- 継承
- します
- パーセント値
- N/A
- メディア
- visual
値の解説
- ltr
- 左から右へ書き進めます
- rtl
- 右から左へ書き進めます
インライン要素に適用させるには、unicode-bidiプロパティの値をembed
かbidi-override
の指定をする必要が有ります。
directionのサンプル
p {
margin: 15px 20px;
font-size: 125%;
}
p.carRight {
direction: rtl;
unicode-bidi: bidi-override;
}
p.soba {
direction: ltr;
}
p.soba span {
font-weight: bold;
direction: rtl;
unicode-bidi: bidi-override;
}
<p>
トラックとかの右側は右から左に書かれている場合が有ります。
</p>
<p class="carRight">
ほげほげ運送
</p>
<p>
他に、蕎麦屋の看板とかでも見かけたり。
</p>
<p class="soba">
当店は100年の歴史を持つ「<span class="rtl">蕎麦処</span>」です。
</p>
このサンプルを今見ているブラウザで表示すると以下のようになります。
- サンプルのブラウザ上の表示
-
トラックとかの右側は右から左に書かれている場合が有ります。
ほげほげ運送
他に、蕎麦屋の看板とかでも見かけたり。
当店は100年の歴史を持つ「蕎麦処」です。