unicode-bidiプロパティは、各言語ごとに決まっている文字を書き進める方向（書字方向）を組み込んだり、上書き変更することができます。
このunicode-bidiプロパティは単体で使用せず、基本書字方向と上書き方向を指定するdirectionプロパティと組み合わせて使います。

元々Unicodeにはそれぞれの言語が、左から右へ書かれるのか、右から左へ書かれるのかといった情報が含まれており、UA（ブラウザとか）は言語に合わせてどちらの書字方向なのか判断し表示していますが、何らかの原因で上手く表示されなかったりした場合に、制御する目的で使います。

対応ブラウザ

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プロパティの解説

値

normal｜embed｜bidi-override｜inherit

初期値

normal

適用される要素

全ての要素

継承

しません

パーセント値

N/A

メディア

visual

値の解説

normal

Unicodeの書字方向に合わせUA（ブラウザとか）が、それぞれの言語に合わせて表示されます。

embed

指定した要素がインライン要素の場合、directionプロパティで指定した書字方向を新しく組み込みます。
この場合、Unocodeの書字方向の処理は有効なので、指定した書字方向にテキストは並び替わりますが、文字の方向は変わりません。

bidi-override

インライン要素もしくはインライン要素のみを含むブロックレベル要素の場合に、その要素の書字方向を上書きします。
この場合、Unocodeの書字方向の処理は無効になり、書字方向を上書きします。directionプロパティで上書き方向を指定することで、指定した書字方向にテキストが並び替えられ、文字の方向も変わります。

unicode-bidiのサンプル

.he {
  direction: rtl;
  unicode-bidi: embed;
}